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2022.10.14

方角はどこ向きが良い?【快適な日当たり】を実現するために

私たちは「日当りの良い家=快適な家」というイメージを強くもっていますよね?あるアンケート結果でも、土地や物件などを選ぶ際の重視ポイントとして「日当りの良さ」が1位に輝いていますし、昔から「南向きの住宅」に人気が集中するのも日当りを求めてのことは明らかです。そこで今回は、家づくりを進める際に知っておきたい「快適な日当り」についてレクチャーしていこうと思います。

「日当りが良い」のメリット&デメリット

まずは、日当りの良さから発生するメリット&デメリットを見ていきましょう。

■日当りが良いことのメリット
・朝、心地良い陽射しを浴びながら爽やかに起床できる
・洗濯物が乾きやすい
・体内時計が整いやすく、健康的な生活リズムを叶えられる
・冬の日中は暖房を付けなくても暖かい
・カビが繁殖しにくくなる

■日当りが良いことのデメリット
・夏は暑く、エアコンなどの電気代がかさんでしまう
・日光を浴びる時間が長いので、シミやソバカスが心配
・家具やカーテンなどの日焼け・色あせが早くなる
…などがあげられます。

性質が異なる、東西南北の日当り

単に「日当りが良い」と言っても、良い面・悪い面があることをご理解いただけましたか? 
何事もそうですが、やり過ぎはよくないということですね(笑)。では、どうすれば“程よく快適な日当り”を実現できるできるのでしょうか? 

ポイントとなるのは「方角」です。
日当りというのは太陽の位置や角度によってもたらされるもの。当然、季節によっても変わってきますし、一日の中でも方角と角度で異なってきます。このような太陽の位置・角度を考えながら、家づくりでも、方角を意識した間取り・設計を考えていくことで、快適な日当りを叶える注文住宅に近づけることができ、どの部屋も用途に合った採光を実現することができるのです。

それでは詳しく「方角」について見ていきましょう!

【南】 〜 最も日照時間の長い人気の方角 〜

南は最も日照時間の長い方角というのはご存知ですよね。「南向きの住宅」の人気が高いのもこれが理由です。リビングや子ども部屋など、日中人がいる時間が長くなる部屋は、南側に配するのがおすすめでしょう。また、バルコニーやデッキなども南側に設置するのがセオリーです。

【東】 〜 朝の時間を大切にしたいなら 〜

東は太陽が昇ってくる方角。つまり東側にある部屋というのは、朝の光が最も入ってきます。心地良い日当りの中、さわやかな朝食が取れるダイニングを求めたいなら東側にあると良いかもしれませんね。また、朝日を浴びながら気持ちよく起床したい方には、東に寝室を設置するのがおすすめです。反対に、夜勤が多く「朝はゆっくり寝ていたい」という方には、東の寝室はNG。遮光カーテンなどで陽射しを遮る工夫などをしてみてください。

【西】 〜 ちょっとの工夫で快適に 〜

強烈な夏の西日に象徴されるように「日当りが強過ぎる」といった印象をもたれるのが、西の方角。しかし、カーテンやすだれなどを活用したり、大きな窓を設置しないなど、陽射しを遮る工夫をすれば「西側の部屋」でも十分快適にすることが可能です。特に冬は、夕方までもしっかり陽射しが入るので、リビングやキッチン、バルコニーを配してみるのがおすすめですよ。ヨーロッパでは「夕日がキレイに見える」という理由から、西側のリビングが好まれるという話もあるそうです。

【北】 〜 やさしい光を取り入れたい時に 〜

日が射さないというイメージのある北ですが、全くないわけではありません。照明や窓などを上手に設置することで、朝・昼・夕方で安定した明るさを確保でき、部屋の明るさが変わりにくいというメリットをもたらしてくれます。ですので、水回りや書斎などは北側に配置すると良いかもしれませんね。また、カーテンやカーペット、家具や写真などの色あせの心配がないのも北の特長となります。

「方角」によって、日当りの良さや性質が大きく違うことがおわかりいただけましたよね。これら東西南北の日当りの特徴を考慮して、間取りなどの家づくりに役立ててみてください♪

住まいの快適な日当りは“作れる”

…とは言え、方角や日当りだけを意識して家づくりを進めていくのは至難の業。住まいにおける日当りはとても重要ではありますが、せっかくの完全注文住宅ですので、こだわりや「こうしたい!」という部分にウエイトを置きたいといのはごもっともです。

とういうことで下記では「快適な日当りを作り出す方法」ついてご紹介していきますね。「北側の部屋が暗くならないか心配…」「リビングの西日なんとかならないかな?」という不安の解決策になるかもしれませんよ。

壁紙などの内装を白くする
これは王道ですよね。白い壁や天井は光を反射してくれるため、採光に乏しい部屋だとしてもパッと明るく、日当りの良い印象にしてくれます。光の反射でもうひとつおすすめなのが、鏡です。例えば、窓の反対側に大きめの鏡を取り付けることで、窓から入った光を反射し部屋を明るくしてくれます。

ベランダなどに白い玉石を敷き詰める
これも光の反射を利用した方法で、古来から利用されています。日当りの悪い部屋に面したベランダや窓の近くなどに白い玉石や砂を敷き詰めることで、それらが陽射しを反射して室内に明るさを生み出してくれるんですね。また玉石は踏むとジャリジャリと音がするので、防犯対策としても人気が高いアイテムです。

窓にシェードや障子を設置する
強い陽射しをやわらげたり、外部からの視線を遮るために最適なのが、窓にシェードや障子を取り付ける方法です。あまり開け閉めしない窓なら、カーテンよりも見た目・使い勝手の面で良くなりますよ。自然でやわらかな日光を取り入れたいなら、ぜひ活用してみてくださいね。

吹き抜け+天窓を採用する
土地や建物はさまざまですので「どうしても南からの日当りが弱くなる」ことってありますよね。そんな時は、吹き抜け+天窓の採用を検討してみてください。できるだけ高い位置から採光することで、方角や周辺環境に影響されず、快適な日当りを叶えられるかもしれません。加えて、近年人気の中庭も同じような効果が期待できますよ。

庇(ひさし)を上手に活用する
庇は、窓の上などに取り付ける小型の屋根。庇の位置や長さをしっかり計算(太陽の動き・角度などを考慮して)することで、夏の強烈な陽射しなどが直接部屋に入り込まないよう調整することができます。

リビングを2階にもってくる
例えば住宅密集地に新築を建てる場合、快適な日当りを確保するのはかなり難しくなってきます。その解決法のひとつとして、リビングなど「日当りを良くしたい空間」をあえて2階にもってくるという手段があります。単純に1階よりも2階の方が日当りが良く、採光しやすいという理由からですね。ただし、リビングを2階にもってくると生活に不便が生じる場合も多いので、生活動線や家事動線をかなり練り込んだ上での検討が必要となってきます。

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今回も最後までご愛読いただきありがとうございます! 家づくりに必要な「快適な日当り」について、何かしらの学びになっていただければ幸いです。導入でもお伝えしましたが、一概に「日当りの良い家=快適な家」とは言い切れませんし、日当りが悪い土地だからと言って快適な住まいが建たないわけでもありません。土地の形状や周辺環境、建物の間取りや窓の位置、照明の場所なども大きく影響してきますからね。

ご家族の生活スタイル、理想とする住まいのスタイルをしっかり網羅しながら、家づくりを計画していく中で「快適な日当り」について一緒に考えていければ幸いです。

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